西日を避け、腐葉土などの腐植の多い適潤地が理想的です。ガクアジサイの系統は比較的日向に強く、ヤマアジサイの系統は半日陰を好みます。鉢植は寒風を避け越冬します。
花の色は、土壌の酸性度に影響されます。
青色の花は、酸性土壌でよく発色しますので過リン酸石灰や硫酸アンモニウム を施すとよく、赤色の花は、消石灰や苦土石灰を施すことで土壌を中性から弱アルカリ性にするとよく発色します。
潅 水
アジサイは水を好み、乾きには弱い植物です。
晴天が続くときには、十分な水やりが必要です。特に鉢植えでは盛夏は水がれし易く、冬期も十分注意する必要があります。
施 肥
肥沃な適潤地は特に必要ありませんが、苗木の場合や大きく刈り込んだ場合は施肥をします。
2月から3月に有機質肥料を、7月下旬の剪定後に化成肥料を追肥します。
剪 定(花がら摘み)
時期は花後、7月末までに行わないと花つきに影響します。アナベルの仲間は花のつき方が異なりますので、2月に剪定します。
高さを切り下げたり、枯れ枝、細い枝、3年以上の古い株を切り除きます。花がら摘みは葉を一節つけて摘み取ります。
殖やし方
梅雨時と9月~10月、2月~3月に挿し木ができます。
長い枝を下に曲げ、枝の一部を地面に埋める取り木も容易です。
植え替え
2月下旬から3月が適期です。
鉢植えを庭植えする場合はいつでも構いません。
鉢替えは毎年行うのが原則ですが、2年に一度は必ず行うようにします。